幼稚園で鬼ごっこをしていたときに転び、上の前歯を強打してしまった長男。グラグラした歯を診てもらうために、息子と近所の歯医者さんに駆け込みました。息子にとって初めての歯医者さん。そこで衝撃の事件が起こってしまったのです……。鬼ごっごで転んだ息子が…息子が3歳3カ月のときのことです。息子はとても活発なタイプで、いつも元気いっぱい遊んでいました。その日、息子は幼稚園のホールでお友だちと鬼ごっこをしていたようです。しかし、そこでハプニングが……。 鬼になってお友だちを追いかけていた息子が勢いあまって転び、上の前歯を強打してしまったのです。私は担任の先生から電話をもらったあと、近所の歯医者さんに診てもらえるかを先に確認し、急いで幼稚園に駆けつけました。 近所の歯医者さんへ幼稚園に到着した私が息子の上の前歯2つを見てみると、少しぐらぐらしていました。息子は普段、転んだり痛いことがあったりしてもあまり泣かないのですが、そのときは相当痛かったようで大泣き。私は息子を連れて、先ほど電話した歯医者さんに向かいました。 そこは当時、看板に「小児歯科」は表示されていませんでしたが、私はとにかく早く診てもらわないといけないと思い、家のすぐ近くにあった歯医者さんを選びました。息子は歯医者さんが初めてだったので、ちゃんと治療できるか不安でいっぱい。私は息子がなるべく怖がらないように「先生が痛いのを治してくれるからね」と伝えました。 地獄絵図とはまさにこのことしかし私の不安は的中してしまい……。診察室に通され、なんとか診察台に上がりましたが、痛い歯を触られる恐怖から泣き叫び、頭を左右に激しく振ったり、身をよじらせたりしながら逃げ出そうとしました。 私や歯科衛生士さんは「痛くないよ! 痛いのを治してくれるんだよ」と声をかけましたが、息子は泣き叫んでいるためまったく聞こえていません。先生は子どもに慣れていない様子で「口を開けて!」と何度も強い口調で言うため、息子はさらに怖がって逃げ出そうとし、叫び声はますます大きくなるばかり。まさに地獄絵図でした……。 そして事件が起こってしまった…そしてついに事件が起きてしまいます。先生に口を開けられそうになった息子が、なんとその先生の指を噛んでしまったのです! 指を噛まれた先生は「噛んだらだめだろ!」と息子を叱りました。私は「申し訳ありません」と何度も頭を下げて謝りました。 その後、先生たちがなんとか息子の口を開け、上の2つの前歯の間を埋めて動かないようにする処置が施され、ひと安心。治療後、息子は「噛んでごめんなさい」と先生に謝り、許してもらえました。 それまで市の健診以外で、息子を歯医者さんに診てもらったことはありませんでした。もし定期検診などで歯医者さんに慣れていたら、こんなことにはならなかっただろうと反省。その後は3〜4カ月に1回フッ素塗布に通うようになり、今では大きな口を開けて診てもらっています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/しおん著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月02日2児のママ・モグさんの夫・マロくんは、イケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、娘・ハナちゃんが熱を出してしまいました。パパは子どもの体調不良に気付かなかったモグさんを責め、病院への送迎も、長男・タロくんの面倒を見ることも拒否! さらには、お酒とおつまみの買い出しまで頼んできたのです。夜間診療の待ち時間が長く、モグさんはグッタリ……。買い物に行ける余力はなく、そのまま帰宅することにしました。 するとパパは買い物へ行かなかったモグさんを責め、挙句の果てには夜間診療へ行ったことを非難してきたのです! パパに反論したい気持ちを抑え、2人を寝かしつけることを優先したモグさんでしたがーー。終わらない夜 モグさんの夜はまだ終わりません。予定外の病院受診で家事は手付かずのまま……もちろんパパがやっておいてくれるわけがありません。 熱があって機嫌が悪いハナちゃんと、いつもなら寝ている時間で眠いタロくんを連れての病院受診で疲れているモグさんでしたが、これ以上パパから文句を言われないよう、家事の続きをすることにしました。 しかしパパは文句ばかり……まるで駄々をこねる子どものような発言をするパパなのでした。 モグさんのことを小間使いのように扱うパパ。子どものお世話と家事に加え、自己中心的なパパのお世話もしてあげなければいけないなんて……モグさんが不憫でなりませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年05月01日2児のママ・モグさんの夫は、イケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、娘・ハナちゃんが熱を出してしまいました。パパは子どもの体調不良に気付かなかったモグさんを責め、病院への送迎も、長男・タロくんの面倒を見ることも拒否! その上、自分から「病院へ行くよな?」と言っていたはずなのに、「ただの風邪なのに大げさ」と、夜間診療を受診することに文句を言い始めたのです。さらにパパは、子ども2人連れて慌ただしく出かけようとするモグさんに、“出かけるついでに”と言って、お酒とおつまみの買い出しを頼んできました。モグさんが断っても「俺は(ゲームで)手が離せないから」と冷たく言い放ったのです。病院から帰宅した妻に夫は… 混んでいる夜間診療……熱があって機嫌が悪いハナちゃんと、いつもなら寝ている時間で眠いタロくんを連れての診察は容易なことではありません。 しかし、パパはそんなことはお構いなし。買い物に行けなかったモグさんを責め、挙句の果てには夜間診療へ行ったことを非難し、子どもがかわいそうだから早く寝かせろと命令してきたのです。 反論したい気持ちをぐっと堪え、モグさんは何も言い返さずに2人を寝かしつけるのでした。 帰宅後、パパから真っ先に出たのがモグさんを労う言葉や、体調が悪いハナちゃんを心配する言葉ではなく、自分が頼んだ買い物のことなんて……本当に2児の親なのかと呆れてしまいますね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年04月30日同性カップルの日常をYouTubeチャンネル『ふたりママFamily(旧Maho Risa Family)』で発信しているMahoさんとRisaさん。パートナーシップ宣誓し、家族となった2人。その後Risaさんが2022年11月に長男・ぽこ太郎くんを出産しました。今回は、Mahoさんが妊娠・出産したということで、1人ずつ出産しようと思った経緯や年子育児のメリット、デメリットなどをお聞きしました。 ベビーカレンダーは、多様化している家族のあり方=『新しい家族のカタチ』について発信する取り組みを開始しました。当事者のリアルな声を紹介していきます。多様な幸せを実現できる社会、そして、もっと「家族を持ちたい」「赤ちゃんを産みたい」と思う人が増える世の中づくりの一助となりますように。 職場の同僚のMahoさん(写真左)とRisaさん(写真右)。一緒に仕事をする中でお互いに惹かれあい、お付き合いをスタートし、家族になりました。 付き合ったころから「子どもが欲しい」と思っていたという2人。さまざまなステップを経て、デンマークの精子バンクで1,000人以上の候補の中からドナーを決定。5回目のチャレンジでRisaさんが第一子・ぽこ太郎くんを授かり、2022年11月に出産しました。 育児に専念するため、しばらく動画をお休みしていた2人。久しぶりに更新した内容は、なんと「2人目の妊娠発表」! 今回妊娠したのはMahoさん。2024年3月に第2子を出産しました。2人のママが、1人ずつ出産したわけとは…!? マイノリティだからこそ、分かり合えるきょうだいが欲しかった2人は元々、「子どもは2人欲しかった」そうです。 その理由は、「マイノリティだから、分かり合える相手としてきょうだいがいた方が良い」と考えてのことだと語っていました。 年齢的に子どもを3人もつことは厳しいかもしれないため、話し合って子どもは2人と決めたようです。 2人のママが1人ずつ出産したわけとは?子どもたちの将来を考えて、きょうだいを作ろうと計画した2人。Mahoさんは最初から「絶対に子どもを産みたい!」と思っていたそうですが、Risaさんは自分で産むことに関しては、「どちらでもいいかな」と思っていたそう。 そんな中、「家族が増える=家族としての幸せが倍になる」という話を2人でしているうちに、Risaさん自身も自然と「子どもを産みたい」と考えるようになったといいます。 自分も産みたいけど、2人の子どもを想像したときに「Risaの子どもを育てたい」というMahoさんから熱望もあり、1人ずつ出産することにしたようです。 なぜ「絶対に自分が産みたい!」と思っていたMahoさんからではなく、Risaさんが先に出産したかというと、年功序列で決めたそうです。 年子育児のメリット・デメリット動画では、年子での妊娠・出産・育児を振り返って良かったこと、大変だったことを教えてくれています。 良かったこと・上の子もまだ小さいので、ママが妊娠することによる寂しさをあまり感じていない・1人目の出産・育児の記憶が新しいから、2人目育児の想像がつきやすい・出産準備がラク。上の子のものを使える 大変だったこと・ぽこ太郎が保育園1年目なので風邪をひくことが多かった・妊娠中のMahoさんが子どもと一緒に風邪を引きやすかった・妊娠中の抱っこが大変だった このほかにも、「上の子と同じ産院で出産し、同性カップルという特殊な環境を温かく受け入れてもらえた」ことが良かったそう。 同性カップルだからこそわかり合えること「1年前にパートナーが妊娠・出産を経験しているからこそ、つらさや大変さをわかり合うことができた。これはめちゃくちゃ良いことだった!」と語るMahoさん。 初めての妊娠で不安な中、一度出産を経験しているパートナーが横にいてくれるのはとても心強かったそうです。 また、2人のつわりの重さが違ったことから、「人によっても妊娠や出産の状況は異なる。決めつけた価値観で話さない方が良い」など、お互いに経験しているからこそ理解し合えることもあったといいます。 ◇◇◇ 動画では、終始おふたりが笑顔で見つめ合って話す姿から、お互いを想いあっている様子がとても伝わってきます。そんな姿に、視聴者からは『愛に溢れた素敵な家族だと心から思える。お体お大事に赤ちゃん楽しみにしてます!』など、たくさんの応援コメントが届いていました。 同性カップルの子育てや年子育児はたくさんの苦労もあるかと思います。お互いの気持ちを分かり合えるおふたりなら、支え合いながら笑顔溢れる子育てができそうですね。 YouTubeチャンネル「ふたりママFamily」では、おふたりの日常生活妊娠中や子育てについてなど、さまざまな動画が投稿されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:ライター 逆井マリ
2024年04月30日次男が3歳のころ、家族全員で地元のお祭りに行ったときの話です。そろそろ帰ろうと階段を上っていると、次男が転んでしまいました。私はすぐさま次男を抱きかかえ、階段をのぼりました。ただ転んだだけだから大したことはないと思った私。まさか救急車を呼ぶことになるとは思いもよりませんでした――。 楽しいお祭りのはずが…救急車!?階段を上ったところで、一呼吸していると、見知らぬ女性が「お子さんの額から血が出てますよ!」と教えてくれました。よく見ると次男の額はぱっくり割れていて、そこから血が流れていて、私の服も血だらけになっていたのです。予想外の出血量に少しパニックの私に、額に当てる用にとティッシュを差し出しながら、女性は「救急車を呼んでもらった方がいいかもしれませんね」と言いながら救護所へ誘導してくれました。 救護所へ着いてもなかなか止まらない出血……。結局救急車を呼んでもらうことに。そして次男と一緒に私もそのまま病院へ行きました。 病院に到着すると、まずCTを撮り、その後、額の傷を縫ってくれました。後日、抜糸に行くことに。 お祭り会場は暗がりで人がたくさんいたため、3歳の次男にとっては歩きづらかったのかもしれません。そして、階段のとんがった角部分に額をぶつけたようで、縫うほどの怪我をさせてしまいました。 処置が早かったおかげか、幸いにも次男の額の傷は目立たなくなりました。あのとき声をかけてくれた女性には感謝してもしきれません。 二度と大きな怪我をさせないよう、今は子どもの目線に立って、歩きづらさや危険なポイントがないかどうかなどを確認するようにしています。 イラスト/ふくふく著者:丘里リル監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月30日2児のママ・モグさんの夫はイケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、娘・ハナちゃんが熱を出してしまいました。夕飯前まで機嫌がよかったことを思うと、急な発熱だったに違いありません。それなのにパパは、ハナちゃんの体調不良に気付かなかったモグさんを責め立てました。いつもの病院は閉まっている時間なので、家から距離のある夜間診療を受診するしかありません。 ハナさんは、病院への送迎か長男・タロくんのお世話をパパにお願いしたのですが、パパはゲームのイベントがあるからと拒否。挙句の果てには「ただの風邪なのに大げさ」と言い始めました。「病院に連れていかないくせに!?」パパの頼み事とは? これ以上パパに頼んでも無駄だとわかったモグさんは、タロくんも連れて病院へ行くことにしました。 そんなモグさんにパパは、“ついで”と言って買い出しを頼みます。しかし、単身家で過ごしているパパのほうが身動きがとりやすいのは明らかです。 それなのにパパは「ゲームで手が離せない」と冷たく言い放ち、またしてもゲームを優先させたのでした。 本当なら子どもは寝ている時間。体調不良の子どもがいるとなると、一刻も早く帰って寝かせてあげたいと考えるはずです。子育てが他人事のパパにはわからないのかもしれませんね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年04月29日ある日、いつものように義実家に遊びに行ったとき、義母から衝撃的な告白をされました。それは到底笑って許せるものではなかったのですが、義母はことの重大さを認識していないような態度。今後の義母との付き合いが非常に不安になった体験談です。 ※生後1年未満の乳幼児は、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。義母から3年越しの衝撃告白義実家に私と2人の子どもで遊びに行ったとき、「おいしい食パンがあるよ!」と義母がおやつに出してくれました。2人ともいただこうとしましたが、ふと気づいて原材料を確認してみると、そこには「はちみつ」の文字が。4歳の娘はおいしくいただきましたが、そのとき生後9カ月だった息子はその食パンは遠慮しました。 それを見つめていた義母。「そうよねー。昔はそんなこと言わなかったけど、1歳になるまではちみつは食べられないものね」とニコニコ。そこからひと呼吸おいて、「実はね、まだ娘ちゃんが1歳になってないときに、はちみつ食べさせちゃったことがあったの」といきなり話し始めました。 「え?」まさかの事実に固まる私…義母の唐突な告白に理解が追いつかない私。「え? 娘って、この子のことですか? いつですか?」と確認しながら頭の中を必死に整理しようとした私。「そうそう、今さらなんだけどね。あげたお菓子に入ってたことがあって。すぐに気づいたんだけど申し訳なくて言えなくてねぇ」と心苦しそうな表情で私に言いました。 そして「まあでも、何もなかったんだからよかったよねぇ。結果オーライ」と締めくくりました。いきなりの衝撃告白に、私はすぐには言葉が出てきませんでした。 そのときに言ってよ! 夫も義母に激怒やっと状況を飲み込んだところで、「あの、今後もし同じようなことがあったら、ちゃんと伝えていただきたいので、お願いします」と言葉を絞り出しました。すると義母は「うんうん、そうだよねぇ」とわかっているのかいないのか……。 のんびりとした口調で返事をするので、「何かあってからでは遅いので」とくぎを刺すと「りょうかいりょうかーい」と手をひらひらと振り、この話は終わりになりました。帰宅後、夫にもこの事実を伝えると夫は激怒。すぐに義母に電話をかけていましたが、義母は私のときと同じ調子で答えていたそうです。 場合によっては命にかかわる事態だったかもしれません。当時、もし娘が体調を崩して、その原因がわからないままだったとしたら、適切な対処ができなかった可能性もあります。子どもたちのために、言いにくいことでもすぐに報告してほしいと、今後何度も義母に念押ししていかなければと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/キヨ 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年04月29日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。 月日は流れ、七五三当日。祈祷が始まると急に倒れ眠る娘。その後、七五三の時に撮影した写真が届き、アルバムを見た娘は「こんなとこ行ってないよー」とひと言。これまでの恐怖体験談が娘の記憶から全て消えてしまったのです。娘の霊感がなくなり、自分がしたことは正しかったのかと悩むゆる子さん。しかし、娘に2度と怖い思いをして欲しくないと思い、スピリチュアルの話を聞かないと心に決めます。その後、娘から不思議な話を聞くこともなく自宅に戻り平穏な日々を過ごすのでした。ある日、ゆる子さんの友人から久ぶりに会おうと連絡が入ります。娘も友人の子どもと遊んだことがあり、覚えているか尋ねると「緑の子か!」と言いゆる子さんは不思議に思います。 後日、友人の子どもを見た娘はソワソワし「なんか 変」と言いゆる子さんからはなれません。続けて、「ちがう人だよ」とポツリ。その日は友人の子どもとまったく遊べずに時間が過ぎていくのでした。友人の発言にあ然 友人と別れ自宅へ向かう帰り道、ゆる子さんは緊張しちゃった?と娘に尋ねます。すると娘は「初めて会ったみたいだったの…」とポツリ。娘の発言を聞いたゆる子さんは、また記憶が消えてしまったのでは?と緊張が走るのでした。 ある日、友人と友人の子どもと遊んでいました。娘も友人の子どもに慣れてきた様子を見せホッとするゆる子さん。すると、突然「前みどり色だったのに急にむらさき色になってビックリしたけど、もうずっとむらさき色だから慣れたよ」と娘が言うのです。この発言を聞いた友人は娘に向かい「オーラの色とか見えちゃう系!?」と目を輝かせながら質問をします。 スピリチュアルなことに興味があるという友人は「私って何色に見える?」と娘に尋ねます。娘が「ピンク」と答えると、友人は占い師に言われた色と一緒だったと大興奮。その様子を見たゆるこさんは、娘の発言を怖くないのかと友人に尋ねます。しかし、友人はキョトンとしむしろ能力を伸ばしてあげないと! と娘の発言を受け入れるのでした。友人の前向きな姿勢に、私が前向きだったら娘もありのままに育っていたのかなとぼんやりと考えるのでした ◇◇◇ 娘の不思議な能力をカミングアウトするのは、いくら仲のいい友人であっても怖がられないかと不安になりますよね。これまで娘の霊感に恐怖を抱いてゆる子さんにとって友人の発言は意外すぎるものだったのではないでしょうか?この先、ゆる子さんが娘さんの言葉を受け止め、前向きに対応していける日が来ることを願います。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2024年04月28日私の娘はとても健康です。友だちとも仲良く遊び、よく食べ、よくしゃべり、よく眠る子どもだと思います。そんな娘が3歳を過ぎたころ、異常にグズるようになった時期がありました。その原因は、思いもよらないアレだったのです……。突然グズりがひどくなった娘基本的にはいつもニコニコ楽しそうにしている娘。そんな娘が3歳のとき、突然「髪の毛が変、頭がかゆい……」と言って、機嫌が悪くなったのです。普段は一度寝たら朝まで起きないような子だったのですが、夜も数回起きるようになってしまい、明らかに様子が違いました。 頭に何かあるのかと思い確認したものの、白いフケのようなものが少しあるくらいで、特にアレルギーのような異常は見当たりませんでした。 幼稚園から注意喚起が……!娘がグズりはじめた2日後、幼稚園からシラミに気をつけるよう連絡がありました。正直、シラミは戦後に多く発生していたイメージがあり、まさか現代でも起こり得ると知らなかったのでビックリ。 インターネットでシラミについて検索すると、髪にフケのように見える卵を植えつけること、フケと違い指で取れないことが書かれていました。シラミの情報を頭に入れ、恐る恐る娘の髪を再度確認したところ……、フケに見えた白いものは、指でまったくとれませんでした。 シラミと闘う1週間さらに娘の髪の毛と頭皮を念入りに確認したところ、小さな小さな虫を発見しました。娘のグズりの原因はシラミだったようです。すぐに薬局へ行き、シラミ駆除に効くシャンプーと、目が非常に細かくシラミの成虫や卵を髪からそぎ落とす、シラミ用のくしを買ってきました。 それから1週間は、ひたすら洗髪とシラミ用のくしでのブラッシング。ブラッシング時に抜けた髪をよく観察すると小さな虫がついており、気持ち悪さで叫びそうになりつつも、とにかく念入りに洗髪とブラッシング! 無事にシラミはなくなりました。 もっと観察すべきだったと反省娘以外は家族の誰もシラミ症にならなかったので、娘はおそらく幼稚園でシラミをもらってきたのだと思います。集団生活をすると風邪だけではなく、こういったものももらってくる可能性があるのだな……と学んだ出来事でした。 娘が最初に発した「頭がかゆい」というシグナルを、その時点でインターネットなどで深く調べていれば、もっと早くシラミが発見できたかもしれません。親として反省した出来事でした。 シラミを娘の髪から取り除くのは、本当に大変でした……。この一件以来、娘の様子が少しでも普段と違ったら、さまざまな角度から観察するように。まさかそんな病気になるわけがない、起こるはずがないという先入観を、できるだけなくして対応するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月28日この記事では、赤ちゃんのうつぶせ寝のメリットやデメリット、うつぶせ寝をさせるときの注意点について医師監修のもと、解説します。うつぶせ寝によって乳幼児突然死症候群のリスクが高まる恐れがありますのでしっかり確認しておきましょう。「うつぶせ寝」とは、その名のとおりうつぶせになった状態で寝ることを指します。うつぶせになるだけでは「うつぶせ寝」とは言えません。昭和から平成に変わる時期に、日本でうつぶせ寝がブームになったことがありました。ですがその後、うつぶせ寝はよくないという流れに変化していきました。どうしてそうなったのでしょう。あまりよいイメージのないうつぶせ寝ですが、メリットもあります。ここでは、うつぶせ寝のメリットやデメリット、赤ちゃんをうつぶせ寝させるのときの注意点などについてご紹介します。 うつぶせ寝のメリットやデメリット赤ちゃんは体の機能がまだ未発達であり、赤ちゃん特有の胃の形をしているということから、哺乳の際、空気を飲み込みやすく、げっぷと同時に消化しきれなかった母乳や育児用ミルクの吐き戻しやいつ乳が多く見られます。ですが、うつぶせ寝にすると空気を飲み込みにくくなると同時に消化も促されます。 また、赤ちゃんは横隔膜の動きがメインとなって呼吸しており、横隔膜は胃や腸などの圧迫によって動きが妨げられてしまいますが、消化が促されることによって赤ちゃんの呼吸もラクになるのです。 そのほか、赤ちゃんの頭が圧迫されないため頭の形がよくなる、赤ちゃんが落ち着くため寝つきがよくなるといったメリットがあるようです。 ●うつぶせ寝のメリット・消化されやすい・嘔吐しにくい・呼吸がラクになる・頭の形がよくなる・寝つきがよい こども家庭庁の報告によると、令和4年(2022)には、47人の乳幼児が乳幼児突然死症候群(SIDS)で亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位となっています。うつぶせ寝ブームのあと、乳幼児突然死症候群(SIDS)とうつぶせ寝との関連が報告されたことをきっかけに、うつぶせ寝が避けられるようになりました。 平成27年〜令和元年の5年間では「窒息」は、0歳で圧倒的に多く発生(ベッド内での不慮の窒息など)。 ●うつぶせ寝のデメリット・乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高まる・窒息の恐れがある うつぶせ寝はいつごろからしてよいのか乳幼児突然死症候群(SIDS)は、生後2カ月から6カ月の赤ちゃんに多く、稀に1歳以上で発症することがあるため、厚生労働省では医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられている場合以外は、1歳まではあお向けに寝かせるよう勧告しています。 赤ちゃんをうつぶせ寝させるときの注意点と事故を防止する方法生後5~8カ月ごろには、多くの赤ちゃんは寝返りができるようになっています。うつぶせ寝の際に問題になるのは、寝返りをうてるようになった赤ちゃんが自力であお向けに戻れず、窒息してしまうという状況です。 かといって寝返りが始まったら四六時中赤ちゃんを見ているということもできません。寝返り防止専用のクッションや赤ちゃんの左右に分厚い布団を敷き、赤ちゃんをあお向けに固定しておくという方法があります。けれどもあお向けにしてもうつぶせになってしまう、うつ伏せ寝が好きな子もいます。この場合は仕方がないと思います。 また、寝ている赤ちゃんの動きが低下したり無呼吸になったりしたときに音やランプで警告する「無呼吸アラーム」や、睡眠中もあお向けの姿勢を保ち、観察が容易なベビーチェア「バウンサー」などを活用していくというのも1つの方法です。 これらの工夫に加え、窒息の予防や乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率を低下させるためにも以下のような点に注意する必要があります。 赤ちゃんの窒息を予防するために・大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように柵は常に上げておく・掛け布団は子ども用の軽い物にする・敷き布団やマットレスは、アイロン台と同じ程度の硬さのもの使う・赤ちゃんの顔の近くに、口や鼻を覆ったり首に巻き付いてしまったりする物(枕、タオル、衣服、スタイ、ぬいぐるみ、ひも状のものなど)は置かない・ベッドの柵とマットレス、敷き布団の隙間など、赤ちゃんの頭や顔が挟まってしまうような隙間をなくす・添い寝をする際には、赤ちゃんを圧迫しないよう十分注意する 乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率を低下させるために・1歳まではあお向けで寝かせる・できるだけ母乳で育てる・タバコをやめる まとめうつぶせ寝にはメリットもありますが、乳幼児突然死症候群(SIDS)や窒息の危険もあるため、うつぶせ寝が可能な時期や注意する点がいくつかあります。基本的には赤ちゃんから目を離さないようにすることが大切ですが、うつぶせ寝を避けたほうがよい時期にはグッズを活用するなどして対策していきましょう。 作画/はたこ監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2024年04月28日2児のママ・モグさんの夫はイケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、娘・ハナちゃんは熱を出してしまいました。夕飯前までは機嫌がよかったことを考えると、急な発熱だったようです。熱に気がついたパパは、ハナちゃんを心配するより先に「母親なのに何で気付かない?」と、モグさんを責めてーー。送迎も子守りも拒否するパパがしたいのは… モグさん夫婦には、ハナちゃんのほかに、お兄ちゃんのタロくんもいます。 パパは当たり前のように2人を連れて病院に行くように言いますが、体調の悪い子どもを連れて外に出るのは大変なこと。さらに健康なタロくんを連れていくことは、感染リスクも考えられるでしょう。 ただでさえ、行き慣れた病院ではない夜間診療所。少し距離もあるとなると、パパの協力は必須と言えます。しかしパパは他人事。子どもよりもゲームを優先させたのでした。 赤ちゃんの具合が悪いとき、朝まで待つか、夜間でもすぐに受診をしたほうが良いのか、判断に迷うことがあります。そんなときは、『【医師監修】赤ちゃんの救急車を呼ぶ目安』を参考にしてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年04月27日赤ちゃんのころから発達がゆっくりだった長男が1歳半健診を受けた際、「耳が聞こえていないかもしれません」と言われました。ショックを受けながらも紹介された耳鼻科に連れて行き、検査をした結果……。長男の発達障害に気付いたときの体験談をご紹介します。 1歳半健診で長男は、指示されたように積み木を積む、車などの物の名前を聞いて絵を指さすなど、月齢相応のことは何もできませんでした。その結果、個別の発達相談に呼ばれることに。育て方の悪さを指摘されると思って私がビクビクしていると、保健師さんから「お子さんは耳が聞こえていないかもしれません」という予想外のひと言が伝えられました。 厳密には「声が聞こえにくいのかもしれない」とのこと。そこで専門的な検査ができる耳鼻科を紹介され、病院で検査を受けることに。 防音された部屋でおこなわれる聴力検査。その検査が終わり、伝えられる結果によってこの先の人生が大きく変わることになるとは、このときは気づいていませんでした。 そして検査が終わり、耳鼻科医から伝えられたのは「お子さんの聴力に異常はありません。発達支援センターを紹介しましょう」という結果でした。 「市の健診」→「耳鼻科」→「発達支援センター」という流れで、長男の発達障害を知ることになりました。健診での指摘は大変ショックなものではありましたが、この指摘がなければ、早くに長男の障害に気づけなかったと思います。受け入れるには勇気が必要な健診での指摘。前向きにとらえることは、結果的に自分のためにも子どものためにもなると感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 原案/戸塚麻心作画/和田フミ江監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月27日2児のママ・モグさんの夫はイケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、モグさんが片付けをしていると、娘・ハナちゃんの機嫌が悪く、泣き続けていました。モグさんは夕飯の片付けがあり、手が離せません。そこで手のあいているパパへ、ハナちゃんを抱っこするようにお願いしたのですがーー。 夫がたまたま娘の発熱に気付くと… ハナちゃんが泣いていたのは、体調不良が原因でした。夕飯前までは機嫌がよかったことを考えると、急な発熱だったようです。 しかしパパは、体調不良に気付かなかったモグさんをただただ責めたのでした。 乳児や幼児にとって、急な発熱は珍しいことではありません。責めるなんてもってのほか! “この後どう対応するか”を一緒に考えてほしいですね。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年04月26日ゆる子さんは夫、娘、息子の4人家族。赤ちゃんのころから不思議な子だった娘。2歳のある日、おなかの中にいたときの記憶を語りだしました。あまりの信憑性の高さに、ゆる子さんは驚愕しつつ、娘の言葉を信じるように。 後日 、七五三当日に撮影した写真が届きます。アルバムを見た娘は「こんなとこ行ってないよー」と言い出します。不思議に思ったゆる子さんは「神社の建物が眩しいって言ってたでしょ?」と問うとそれも否定するのでした。その後も、鬼がいるからと2階を恐れていたはずの娘が突然上へ行きたいといい始めます。ゆる子さんは娘の変わりように恐怖を覚えるのでした。幽霊の記憶も胎内記憶もすっかり消え、自分がしたことは正しかったのかと悩むゆる子さん。その一方で、娘に胎内記憶のことなどを聞くとまた霊感が戻ってしまいそうで怖いとも思うゆるこさん。そして、また娘に怖い思いはさせてくないと考えるのでした。私がしたことは正しかったのだろうか? ゆる子さんは今後、2度とスピリチュアルの話を娘に聞かないと心に誓うのでした。 その後、娘から不思議な話を聞くこともなく、落ち着いた様子に安心し実家から自宅へ戻ることに。 自宅に戻り平穏な日々を過ごす中、ゆる子さんの友人から久ぶりに会おうと連絡が入ります。娘も友人の子どもと遊んだことがあり、覚えているか尋ねると「緑の子か!」と言うのです。そんな服の色だっけ?とゆる子さんは疑問に思うのでした。 後日、友人家族と公園で遊ぶことに。友人の子どもを見た娘はソワソワし「なんか変」と言い、ゆる子さんからはなれません。ゆる子さんは久しぶりに会うため違和感があったのかと思い、今日おしゃれしてるからねと娘に言います。すると娘は「…いや、ちがう人だよ」とポツリ。娘の様子を見たゆる子さんは、人見知りが酷くなったのかもと心配になります。その後も娘は落ち着かず、結局、友人の子どもとまったく遊べずに時間が過ぎていくのでした。 ◇◇◇ ゆる子さんの友人の子どもを見て何かに怯えるような様子の娘さん。「ちがう人だよ」言葉が気になります。いったい、娘さんには何が見えているのでしょう。また、娘さんの身に不思議なことが起こるのでしょうか。今後の娘さんの言動を気にしながら、怖い思いをしないように成長を見届けたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ゆる子
2024年04月26日もともと妊婦健診で小さめとは言われていましたが、正期産の時期に近づくにつれおなかの中の子の体重も徐々に増えていき、先生からも「2,500gを超えたからとりあえずひと安心!」と言われていました。しかし、ひと安心の言葉をいただけた妊婦健診の次の日、妊娠36週4日で突然破水し、心の準備ができないまま出産。生まれてみれば娘は2,280gの低出生体重児でした。娘はすぐ保育器へ入り、私の部屋にくることができませんでした。 保育器から娘を眺めるだけの日々入院中の娘は保育器に入っていたため、私はお世話ができず、3時間ごとに搾乳して母乳を助産師さんに届けることしかできませんでした。1日1・2回の抱っこを除いては、保育器越しに娘を見守るだけの日々。 娘より私が先に退院することになり、ひとりにしてしまうことがかわいそうで寂しくて、泣いてしまうことも……。 助産師さんから「この子、ママのおっぱいたくさん飲んで、早く大きくなっておうちに帰りたいんだね」と励まされ、また涙。そして「娘は頑張っているのに私が落ち込んでいたらダメだ!」と気づきました。 私が唯一できたことは、娘が保育器から出たときに母乳をたくさんあげられるよう、毎日朝も夜も3時間置きに搾乳を届けることでした。 やっと退院! 直接授乳に感動の涙たくさん母乳を飲んでくれたほか、助産師さんのケアもあって何とか体重も増え、生後8日目で退院できました。 助産師さんには娘に会えない不安などを相談するたびに励ましてもらっていたので、本当に感謝しています。初めて授乳したとき、「もう搾乳して届けなくても直接飲んでくれるんだ」「私たちの間に保育器はないんだ」と思うと涙が止まりませんでした。 これから始まる育児に不安や心配はありつつも、とにかく娘と一緒にいられることがただただうれしかったのです。そして退院後、娘は順調に体重が増えていき、今では成長曲線の真ん中で体重が推移するほどの成長ぶりです。 育児ができない日々が私を強くしてくれた育児が思うようにいかないときも、「育児がしたくてもできないことのほうがつらかった」と思えば、何でも頑張れます。助産師さんに「今は、ママは休んでて。もうすぐたくさんお世話になるからねって言ってくれてるのかもね」と言われたこともありました。 娘が保育器に入りお世話をしてあげられなかった期間は、娘が私の体を休めてくれてたんだと思い、その分これからの育児に100%力を注ぎたいと思います。 妊婦健診では2,500g超えていると言われた娘は、生まれてみれば2,280g。妊婦健診での体重は正確ではないとわかっていながらも、戸惑いました。娘を保育器越しにながめるだけだった日々は一生忘れません。この先どんなに育児が大変でも、お世話してあげられることの幸せを忘れずに、娘と向き合っていきたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ささたにあかね0歳の女の子のママ。簿記検定を取得し、学校法人で経理の経験あり。育児についてメディアやブログで執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年04月25日独身時代は、毎日のように外に飲みに行くのも気になりませんでした。子どもが生まれる前から外によく飲みに行く夫でしたが、まさか子どもが風邪をひいているときまで飲みに行くとは思っていなかったです。それには夫との考え方に違いがありました。 子どもより飲み会を優先する夫子どもが生後6カ月のころ突発性発疹になって高熱が続いており、ずっと泣いているし、嘔吐もしていました。私は子どもにずっとつきっきりでごはんも食べられなかったため、夫に仕事終わりに何かごはんを買ってきてほしいと連絡すると、返ってきた返事が「飲み会行ってきていい?」でした。 びっくりして何も言い返せませんでした。ごはんだけ欲しければ、デリバリーを利用すればいいと思っていたのでしょうか。結局何も買ってきてくれなかったため、ごはんも食べることができませんでした。 夫の周りの人も配慮なし?夫の友だちも同僚も小さな子どもがいる人が多いのですが、子どもが風邪をひいているなら早めに家に帰ってあげて、などと言う人はいなかったようです。母親が家にいるなら、看病は母親がすればいいと思っているのでしょうか。 まず、そんなに他人の家のことに関心を持っていないかもしれません。もし夫が子どもが風邪をひいていることを言ったとしても、他の人は他人の家の事情を気にしないかもしれません。実際私も働いていたときは、周りの家庭のことは気にしていなかったと思います。 話し合いしたけれど……その後、夫婦で話し合うことに……。夫の意見は、「大人が1人ついていれば看病はできる。だから飲みに行ってもいいと思う」でした。私は、「看病は体力を使うから2人いたら心強い」と伝えました。 話し合いは結論づけることができず、数日間、無言で過ごす日々。結局私が折れて、飲み会に行っていいことになりました。考えた結果、飲み会に行けずイヤイヤ家に帰ってくる夫を見ていてもストレスが溜まってしまうと思ったのです。過度な期待をせず、できる限りのことは私がしようと決めたら気持ちがラクになりました。 話し合い後から、子どもが体調を崩したときは私がひとりで看病していますが、ストレスなくできています。子どもが体調不良のときに夫が飲み会へ行くことはまだありますが、帰ってきてくれると期待していない分イライラすることもありません。結果的に両者がストレスなく過ごせるように話し合いをしてよかったと思います。 著者:たなか さき2歳女児の母。子育てしながら看護師として働く。子育てと医療系について執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月23日YouTubeチャンネル「シンパパいっきとひーちゃん」は、シングルファザーと小学生のいっきくん、ひーちゃんの3人暮らしの日常が見られるチャンネル。2020年12月に動画投稿を開始し、登録者数は8.17万人(※2024年4月中旬時点)です。普段は和やかな日常生活を動画投稿しているシンパパさんですが、実はシングルファザーになったきっかけは壮絶。前回は離婚を決意したきっかけを紹介しましたが、今回は離婚後に知った衝撃事実をご紹介します。 離婚後に発覚した悲しい出来事 子ども2人を連れて家から逃げ、その後、離婚したパパさん。あるとき、娘のひーちゃんの予防接種でかかりつけの内科へ行くと、いくつか受けていない予防接種があると言われました。「お母さんには何度か伝えたけど、なかなか来てもらえなかった」と言う先生。 離婚前に、パパが何度か子どもたちを予防接種に連れて行ったことがあったそうですが、それしか受けていなかったようです。 「びっくりというか衝撃でした。自分がもっとしっかり管理しておけば、こういうことにはならなかったと後悔しました」と語るパパさん。 ひーちゃんはまだ予防接種の受付期間で、ギリギリ間に合いそうですが、お兄ちゃんのいっきくんの日本脳炎の予防接種は、二期からでないと受けられませんでした。 病院の先生から、さらに衝撃の事実が…! 医師から話をしたいと言われて、ひーちゃんを看護師さんに預けて話をしたパパさん。 元嫁と子どもたちが病院に来るとき、いつも元嫁は酒臭く、何度も早朝に泥酔状態で歩いているのを見かけていたそう。ふらふら歩いている後ろをひーちゃんが泣きながら歩いている姿も。パパが病院へ来るたびに、伝えたほうがいいか悩んでいたそうです。 最後に元嫁とひーちゃんが病院へ来たとき、ひーちゃんの手足にアザがあり、元嫁に聞くと「転んだりぶつけた」と言っていたので、看護師さんが「消毒をしたい」とひーちゃんを連れて2人で話したそう。 ひーちゃんは、「ママが酔っ払って寝ていた。おなかがすいて冷蔵庫をよじ登って中のものを出そうとして、すべって落ちてケガをした」と言っていたそう。「ママがお酒を飲んで怖い」と言っていたのを聞いて、児童相談所に通報したそうです。 「元嫁は泥酔して救急車で運ばれたり、警察に保護されたことも過去にあったのですが、そのことも知っていたそう。児童相談所が介入したときは、複数の通報があったと言っていたので、いろいろな人たちに見てもらっていたんだなと思います。僕が仕事でいない間に、子どもたちがつらい思いをしていたと思うと胸が痛いです」とパパさんは語っています。 今思うこと パパさんが今の気持ちを次のように教えてくれました。 「かなり前から異変には気づいていて離婚しようとしていましたが、親権の問題で決定的な証拠がなく、なかなか進みませんでした。 いろいろな方の通報で、児童相談所や警察が介入してくれたことで、親権を含めていい形で離婚し、子どもたちを守ることがでました。 今では、親権問題も解決して、子どもたちと笑顔で暮らすことができて本当によかったなと思います。元嫁との面倒な問題が出てきているのですが、それはいずれお話ししたいと思います」 近くの方が見ていてくれて、今では子どもたちと笑顔で暮らせているとのことでよかったです。YouTubeでは、普段の楽しそうな子どもたちの日常や、シンパパの奮闘記を観ることができます。これからも頑張ってください! 「虐待かも?」と思ったらすぐに児童相談所に通告、相談ができる全国共通の番号は「189」(児童相談所虐待対応ダイヤル)です。匿名で通告、相談もできます。通話料は無料です。 画像提供・協力/シンパパいっきとひーちゃんさん著者:ライター 廣瀬尚子
2024年04月20日食物アレルギーのお子さんを持つママが、アレルギーに理解がなく勝手に食べ物をあげてしまうお義母さんに困ってしまったという体験談を紹介しています。体験談のママは、現在もアレルギーを理解してもらおうと頑張っているそうです。現在1歳の息子をとてもかわいがってくれる義母ですが、アレルギーの怖さを理解せず食べさせたことのない食べ物を与えようとするため、私はヒヤヒヤする日々です。少し無神経な義母との食事で困ったエピソードをお伝えします。 義母がアレルギー持ちの息子に…息子は生後9カ月のときに卵アレルギーが判明。義母にもすぐに報告をしました。義実家で食事をする機会も多く、息子の離乳食を作ってもらったこともあったので、「今は卵を食べられないので、少しずつ慣れさせていきます」と伝えました。 義母は、私が見ていないときにまだ息子が食べたことのない海老入りのおせんべいや生の桃をあげてしまうこともありました。幸いどちらも息子の具合が悪くなることはなかったのですが、「やめてください」と伝えると、それ以来、義母が息子に食べ物を与えることはなくなりました。しかし……。やはり、義母はアレルギーの怖さをわかっていないと感じたため、すぐに夫に相談。そして「昔は不用意にアレルゲンを与えて亡くなってしまう子もいた」「勝手なことをするなら信用して息子に会わせられない」と義母にやや厳しく言ってもらいました。 義母は反省してくれたようですが、やはり義実家で会うときは子ども用の食べ物を必ず持参し、私や夫抜きで長時間息子と義母を2人にしないようにしています。 義母は息子をつらい目に合わせたいわけではなく、おいしい食べ物を一緒に食べたいのだと思いますが、「ちょっとだけ」が重篤な結果を招くこともあるという意識が欠けているのは事実です。現在は、毎月受診している小児科でもらった食物アレルギーに関する資料を一緒に見たり、3カ月ごとの息子の血液検査の結果を共有することで理解を深めてもらえるようにしています。 作画/まっふ著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2024年04月20日私が新米ママのころ、息子が初めて熱を出し小児科に連れて行くと、先生に細かく症状を聞かれました。熱でぐったりしている息子に動揺して、逆に先生へ質問してしまった私。すると、その質問に対して先生に怒られてしまいました……。その日から先生に対し、「怖い」という印象を持ってしまったのですが、何度か小児科へ通ううちに、その印象が変わっていったお話です。 生後7カ月、初めての発熱長男は、呼吸障害で生まれてすぐNICU(新生児集中治療室)に入院。3,572gとやや大きめで生まれていたので育児用ミルクも飲め、回復も早く、10日ほどで退院することができました。ただ、その後遺症は成長してみないとわからないということで、夫とともに経過を見守ることに。 予防接種は近くの小児科でよいということで、家の近くの小児科に通っていましたが、息子が生後7カ月で初めて発熱。仕事復帰のことを考え、病児保育のある小児科に行くことにしました。 淡々としていて怖い先生初めて訪れた小児科で私もどうしたらよいかわからず、熱で体温が高い息子を抱いて待っていると、診察室へ通されました。先生は笑顔もなく淡々と症状を聞かれ、私は動揺しながらも答えました。 体温が何時に何度と細かくメモはしていなかったので、覚えている範囲で答えていたのですが、焦ってしまって思わず「風邪ですか?」と逆に聞いてしまったのです。すると、「風邪かどうかは私が診断します! ちゃんと症状をメモしておいてください!」と怒られてしまいました。 実はやさしかった先生「次は〇日後に来てください」と、薬と発熱が時系列に記入できるメモ帳をもらい、帰ることに。数日後熱は下がり、体中に発疹が出てきたので、突発性発疹と診断されました。先生は、熱が出たら頭や脇の下を冷やすことや、水分を十分にとらせることなど教えてくれました。 そのとき、ふと先生の机の上を見ると、かわいいおもちゃが置かれていたのです。初診のときは、初めての発熱と病院で余裕がなく気づきませんでしたが、診察の回数を重ねると先生のやさしさを見ることができました。 今では子どもの病気のときに焦らず対応できるようになりましたが、初めてのときにあの先生に教えていただいたことで、発熱した時間や症状をきちんと伝えることが大事なのだとわかりました。体調がもう問題ないとわかったときに、「もう大丈夫ですよー」と、息子にキャラクターのついたペンを見せてくれる先生にほっこりしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月19日私の復職に伴い、1歳半で保育園に入園した娘。なかなか保育園での生活に慣れることができずに泣いてばかりの毎日で、親としてもとても不安でした。そんな娘が毎日保育園に通うなかで、少しずつ保育園に慣れていき、笑顔で過ごせるようになったエピソードです。※コロナ禍前の体験談です 登園するときから顔がこわばる娘慣らし保育初日で娘がまさかの胃腸炎になってしまい、ほとんど慣らし保育をせずに保育園生活がスタートしました。朝の送りは夫だったのですが、毎朝自転車で送る際、保育園が近づくにつれて娘はだんだんと喋らなくなり、顔がこわばっていったと言っていました。 そして保育園に到着して、バイバイするときには、「おっとー!」(娘は夫のことをこう呼んでいました)と叫び、大号泣していたそうです。毎朝こんな感じだったので、娘にこんなつらい思いをさせてまで保育園に通わせるべきなのか、悩んだこともありました。 不安が解消された先生からの言葉登園時の号泣は1カ月ほど続きました。私が迎えに行ったときも、私の顔を見るなり泣いてしまう娘。毎日泣いていて、「いつまで泣いて登園するのだろう、いつになったら保育園生活に慣れてくれるのだろう」と、とても心配でした。 しかしある日のお迎えのとき、担任の先生に、「今日はニヤニヤしながら、おしりふきのティッシュを全部出していましたよ!」と教えてもらいました。まだまだ保育園に慣れていないと思っていたので、そんないたずらまでできるほど、娘が保育園生活に慣れて楽しんでいるのだと驚きました。 ついに泣かずに登園できたその出来事から数日後、ついに登園時に泣かずにバイバイできたと、夫から教えてもらいました。それから私のお迎えのときにも泣かなくなり、ニコニコして遊んでいる姿を多く見かけるようになったのです。あんなに毎日泣いてばかりだったのがうそのようで、楽しそうに通っている娘を見て、とてもうれしくなりました。 気づけばお友だちの名前やマークも覚えていて、保育園での生活を楽しんでくれているのかなと思うと、ずっと泣いてばかりだった娘を抱っこしてお世話をしてくれた先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。 泣いてばかりだった娘を見て、こんなに小さいうちから保育園に預けてしまったことがいけなかったのかな、と自問自答する日々でした。しかし娘が笑顔で通えるようになり、私もとてもうれしかったです。幼いわが子を預けて仕事をすることが正しい選択だったのかは未だにわかりませんが、親から離れている時間、少しでも楽しく笑って過ごしてくれていたらいいなと願うばかりです。 作画/山口がたこ著者:北川なつみ5歳、3歳、1歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月19日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、子どもの春先の服装について教えてくれました。かわいいから着せたい!という服はたくさんありますが、実は危険が潜んでいる場合も……気温の変化が大きい春先は、子どもの服装に悩むことが多いかと思います。また、かわいいと思って着せている服にも危険が潜んでいる可能性が……。今回は、春先に注意したい服装についてのお話です。 春にも気をつけたい、子どもの紫外線対策気象庁のデータによると、紫外線は3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えます。春先は、紫外線対策が十分でなかったり、紫外線が少ない冬を過ごしていた肌は急に増えてくる紫外線ダメージに弱いといわれています。 屋外への外出や外遊びのときは、帽子や薄手の長袖などで肌の露出を少なくすることが大切です。 20分以上、屋外へ外出をする場合には、石鹸で落とせるタイプの肌に優しい低刺激性の日焼け止めを使用するようにしましょう。しかし、生後3カ月未満のお子さんには肌への負担が大きいので、日焼け止めの使用は避けた方が良いでしょう。ベビーカー移動時は付属のフードでカバーしたり、ガーゼおくるみで覆ったり、ケープなどで肌の露出を少なくして対策してみましょう。 1日で気温が大きく変化する日もある春先。服装のポイントは?春先は日中は暑くなっても、朝晩は冷え込むこともある時期です。脱ぎ着しやすいものを重ね着して、気温に合わせて調整しましょう。 また、春の急激な気温上昇に身体の調節機能がついていくことができずに、熱中症になりやすい時期でもあります。お子さんが汗をかいていたり、顔が赤くなっている、寒そうなど様子をみながら、脱ぎ着して調整していきましょう。 動きが活発になってきたお子さんには、ナイロン素材のジャケットがおすすめです。風を通さないので、夕方日が落ちて急に寒くなった時などに羽織るのに便利です。小さく折りたためるので、ママの荷物も減って助かります。 その他には、帽子、薄手のカーディガン、ケープなどがおすすめです。 赤ちゃんは汗をかきやすいので、肌着や洋服は綿素材で吸収性のよい素材を選びましょう。 乳幼児に紐付きやフード付きはNG?!少し肌寒くなった時に羽織る上着には、引き紐やフード付きのものがあります。実は、これらの付属品が子どもの怪我や重大な事故に繋がる危険性があります。いくつか具体例をご紹介しましょう。 ・滑り台で首回りに付いている紐が滑り台の隙間に引っかかり、紐が引っ張られて首が絞まった。 ・フードが他の子に引っ張られたり、ドアノブにひっかかり首がしまった。 ・上着やズボンの裾に付いている引き紐が物に引っかかったり自分で踏んで転倒。 など 子ども服の紐に関しては、JIS規格という消費者が安心して製品を利用できるようにするための、国内の統一的な安全基準が制定されています。それが、「JIS L 4129(子ども用衣料の安全性−子ども用衣料に附属するひもの要求事項)」で、子ども服の紐が原因で起こる事故の予防のために、年齢層別や身体部位別に紐の有無、長さの制限などが規定されています。 しかし、JIS規格は任意の規格で強制力はないため、規格外の商品が生産、販売される場合もあるので購入時は注意しましょう。 また、フードに関してはJIS規格外となりますが、事故も多いため保育園では着用を禁止しているところもあります。 外遊びの服装は、常に「危険はないかな」という視点で選ぶように心がけましょう。 まとめ春先は気候も良く、散歩や外遊びが楽しめる時期です。今回の服装の注意ポイントを参考に、親子でぜひ楽しんでくださいね。監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2024年04月18日当時3歳の次女は食が細く、好き嫌いが多い子です。特に野菜が苦手で調理法や味付けなどいろいろと工夫をしてみるのですが、すすんで食べてくれるのはトマトぐらい。栄養面を考えてももっといろいろ食べてほしいのですが、うまくいかない日々。ある日、いつも以上に食べてくれない次女にイライラして私は爆発してしまいました。しかし、それには理由があったのです……。私は、娘にごめんねという気持ちでいっぱいになりました。いつも以上に野菜を食べない食が細く、好き嫌いが多い次女とのごはんはいつも少し憂うつ。自分が口うるさくなってしまうからです。そんな中、次女がいつも以上にごはんを食べない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べず……。 「元気いっぱいになるようにちゃんと食べようね」「ごはん食べないと遊ぶ力が出ないよ」と声かけしても、「もういらない」「欲しくない」と口を開けようとしません。そんな姿を見て私は爆発。「もう! なんでちゃんとごはんを食べないの? 食べないとおやつも他に好きな物もあげないからね」と強い口調で言い、にらみつけてしまいました。 実は食べられない理由があった!?怒ったその夜に仕上げ磨きをしていたとき、口の中を見てみると唇と歯茎の間に口内炎ができているのを発見。ちょうど唇と歯茎の境目にできていたので、それまではずっと見えず、大きく白っぽくなったその日に気がついたのです。 私はようやく、ここ数日娘がいつも以上に食べず、トマトですら嫌がった理由がわかったのです。トマトはしみるよね……。食べない理由を言ってくれればよかったのにと思いましたが、幼い娘にはまだ何がどうなっていて、どう伝えたらよいかがわからなかったのかもしれません。それか、私があまりにもイライラしているから言い出せなかったのかなと思いました。 怒ってしまってごめんねその夜、一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、お口が痛くてごはんが食べられなかったんだね。お母さん食べなさいって怒っちゃってごめんね」と謝りました。次女は「いいよ。でもお母さん怖かった」と言っていました。 次女の様子をもっとちゃんと観察してあげて、食べない理由をやさしく聞いてみればよかったです。そうすれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行って、早く治すこともできたのかもしれない、と反省しました。 私はたくさん食べてほしいという思いが強すぎるあまりに必死になりすぎ、イライラが伝わってしまっていたのかもしれません。次女は病気もせず、体も大きいほうです。いつものごはんの量は次女にとって適量なのかも。今後はもっと娘の様子をきちんと観察し、楽しく食事をさせてあげられるようにしていきたいです。 著者:小川恵子8歳と5歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月16日私がまだ独身だったころ、母から育児中のホラー実体験を聞いたことがありました。それは、兄が幼少期に何もないところを指さして、「きゃーさま! きゃーさま!」と何度も言っていたという話です。「子どもにしか見えない、何か神様のような存在が見えていたのかもね」と当時は話していたのですが……。 何もないところを何度も指さす息子私の双子の娘と息子が1歳半のときのお話です。そのころは少しずつ、いろいろなものを指さして、知らないものの名前を大人に聞くようになりました。しかし、息子のほうだけが時折、何もないところを見つめることが多くありました。 ある日、息子は家の天井付近を指さして、いつものように私に名前を聞いてきました。そこには照明や家具などがあり、他に何かあるわけでもないので困惑した私。「何を指さしているの?」と、何度もどこを指さしているのか確認したのですが、息子はずっと同じ所を指さしたまま。繰り返し「うっ、うっ」と言って名前を尋ねてくるのです。 私はその様子を不思議に思いましたが、息子はまだほとんど単語を言えず、じょうずに話すことができないので、何を言いたいのかわかりませんでした。その日以来、あるときはスーパーの天井を指さし、またあるときは公園の何もない木と木の間を指さしするのです。 幼いころの兄と同じものが見えている!?近場の大きい公園へ出かけたときのこと。息子は再び何もないところを指さしして、「うっ、うっ」と聞いてきました。私は、またかと思い、少し面倒にも感じ始めていたので「何かいるね~。逆に聞くけど、何だと思う?」と何も見えないのに適当なことを言って息子を誤魔化そうとしました。 すると、息子は「きゃーさま! きゃーさま!」と答えたのです。 「きゃーさま」という単語を聞いた瞬間、私は全身に鳥肌が立ちました。兄が幼いころに言っていた言葉を、教えてもいないのに息子が口にしたからです。 大人になった兄は、きゃーさまについて何も覚えていませんでした。しかし、「きゃーさま」という、幼子にしか見ることができない何かが、確かに存在しているのではないかと私は思っています。 著者:長谷川 なぎイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月15日長男はとても甘えん坊で、ママが必ず添い寝しないと眠れないという子でした。そんな長男が2歳半のとき、次男を出産しました。里帰り出産だったため、私が出産で病院へ向かう際には実家の両親に長男を預かってもらったのですが……。「ママ病院に行かないで」と寂しがる長男甘えん坊の長男は、私がいないと寂しくてすぐに泣いてしまうような子です。長男は「ママが赤ちゃんを産むときに、ママと会えなくなるのが嫌だ」といつも言っていました。 次男の出産時に長男が私に会えなくなると、長男が情緒不安定になるのでは?という思いから、長男も一緒に寝泊まりができる病院で出産をすることに。「ママは赤ちゃんを産むために病院でねんねするけど、いつでも遊びに来ていいからね」と私は長男に言い聞かせていました。 長男も一緒に宿泊する予定が!?無事に次男を出産し、私の体調が落ち着いたところで長男を病室に呼ぼうと思っていたのですが、次男の体に異変が見つかり、次男は急きょNICUへ入院することに。私は次男にできる限り寄り添ってあげたいという思いから、面会可能な時間はずっとNICUで過ごしました。 私の精神状態も不安定だったため、長男を病室に呼ぶことはやめて、長男は引き続き実家で預かってもらうことに。私は次男のことが心配で、長男のことまで考える余裕がありませんでした。 退院前夜に長男が発熱…私の入院中、長男は実家の両親に付き添われて1度だけ病室を訪れてくれました。長男は笑顔でとても元気そうに見えました。「私がいなくても心配ない」と私は安心していたのですが……。私が退院する前夜、長男が40度近い熱を出したとのこと。 実家の両親が長男を小児科へ連れて行ってくれましたが、熱以外の症状はなく、医師からは、「原因はわからないけれど、疲れがたまったのかな?」と言われました。のちに実家の両親から聞いた話では、私の入院期間中、長男は夜に電気を消すと寂しくなると言って、電気をつけたまま毎晩2時過ぎまで眠れずに起きていたそうです。 私はNICUに入院した次男のことばかりが心配で、長男のことを考えてあげられなかったと申し訳なく思いました。長男は「ママがいなくて寂しい」と言いたかったけれど、私を心配させたくなくて気丈に振る舞っていただけなのかもしれません。退院後、「ママ、もうどこにも行かないよね?」と不安がる長男を、私はたくさん抱きしめてあげました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:斉藤菜々子4歳と2歳の男の子のママ。夫は転勤族で3回の引っ越し経験有り。「子育て」「ファッション」ジャンルを中心にライターとして活動中。ワンオペでの子育てに悩み、解決の糸口になればと保育士資格を取得。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月15日保育園での子ども同士のトラブルに悩んだ親御さんでしたが、無事に問題が解決したという体験談です。親としてどのように対処するべきか考え、おこなったことをご紹介しています。2歳になる息子は保育園に通いだしてからというもの、お友だちに顔や腕などを噛まれてしまい、ケガをして帰ってくることが多くなりました。本人はあまり気にしていないようでしたが、親としてはどうしても心配するものです。そんなときの対策について考えてみました。 息子が噛まれた!保育園に通い始めてからしばらく経ったある日、保育士さんが申し訳なさそうな顔で話しかけてきました。聞いてみると、息子が腕をお友だちに噛まれてしまったとのこと。痛々しく、歯形のあざができていました。痛かっただろうな……と思いました。 でも、もしかすると息子がお友だちが遊んでいたおもちゃを取ってしまったのかもしれない。息子もやり返しているかもしれない。2歳児のすることだし、仕方がない。その日はそんな気持ちで帰りました。 またまた噛まれてしまった…次の週、今度は顔を噛まれていました。その数日後は肩。その数日後は背中。その後も週に1回から2回噛まれることが3カ月ほど続きました。息子本人は噛まれた直後は痛くて泣くようですが、私と会うころには噛まれたことなど忘れている様子。 とはいえ、私がさすがに気になってしまい、なぜ噛まれているのか保育士さんに聞いてみました。すると「お友だちの1人がどうしても〇〇くん(私の息子)が近くにいると気になるようで、突然噛んでしまうんです。なるべく離すようにはしているのですが……」とのことでした。 息子がやり返していないのならよかったという気持ちと、この頻度で噛まれていると保育園を嫌いになってしまうのではという気持ちがわき上がりました。 親としての気持ちを保育園に伝える保育士さんたちは、できるだけのことをしてくれているのだと思います。また、噛んでくるお友だち自身も悪気があるわけではなく、かまってほしいとか、何か嫌なことがあったとか、さまざまな原因でそうしているのだろうと思います。 家族は「どの子に噛まれているんだ!」と相手を特定しようとしました。しかし、噛んでくるお友だちが誰かを知ったところで、「あの子は息子を噛む子」と嫌なイメージがつくだけで、何もすることはできません。ただ、「噛まれていることを心配に思っている」ということを保育園に伝えることだけはしておきました。 保育園がきちんと対応してくれた!3月はじめより、保育園のクラス分けがおこなわれ、今までと違う生活が始まりました。すると、息子がケガをして帰ってくることがなくなったではありませんか! おそらく保育園が、息子を噛んでしまうお友だちとはクラスを分けてくれたのだと思います。 子どもの保育園生活で不安なことがある場合は、園にきちんと伝えることで対応してもらえるのだと安心感が増しました。 今後も子ども同士のトラブルを見つけた場合は、園に相談してみようと思います。どうしても集団生活ではトラブルがつきものですが、息子の気持ちに寄り添いながら、保育園と協力して息子を見守っていきたいなと思いました。 イラスト/Michika著者:岩谷ともこ2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月11日息子がまだ新生児のころ、授乳中にふいに鼻をかすめたチーズのような発酵臭。「ん?」と思いつつ、悪露(おろ)もあったので私が臭っているのかなと思っていました。ところが、その後もふと漂ってくる臭い。その発生源は思いもよらぬ場所だったのです。私が臭いのかな?まだ産後ひと月経っていないころだったので、まだ悪露が出ていたこともあり、ナプキンからの臭いかも……と思いながら、特に気にしていませんでした。 毎日シャワーを浴びていたし、もちろんナプキンはこまめに替えていましたが、蒸れたりすることもあるので、「そういうこともあるのだろう」くらいに思っていたのです。 授乳中に必ず臭う「何か臭う」と感じてから数日経ち、その臭いは必ず授乳中に感じることに気づきました。「もしかして、息子?」と、慌てておむつや体をクンクン……。 しかし、その臭いはおむつからでも、汗っかきな頭でもなく、なんとなく息子の顔あたりから臭います。顔まわりをかぐと臭いを強く感じるので、授乳を終えてじっと観察してみると、首筋部分が赤くなっているのが見えました。 首筋に衝撃的なものが…「もしかして」と首のしわを広げて見てみると、そこには垢のようなものがしわのスジそのままに、びっしりとついていたのです! 「これだ~!」と、すぐに沐浴の準備。洗うと皮膚も少し赤くなってしまっていて、「ごめんね」と言いながらきれいに流しました。 首のすわっていない新生児の沐浴を恐る恐るしていたので、首のしわまできちんと洗えていなかったことが臭いの原因でした。さらにそこに吐き戻しなどが流れて、臭いの発生源になっていたようです。その後、首のしわの間もしっかり洗うようになり、臭いはなくなりましたが、早めに気づいてよかったと思う出来事でした。 イラスト/ミロチ著者:畑野ナツミ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月10日ねむさんは結婚後すぐに妊娠し、むたろうを出産しました。しかし2歳になるころ、むたろうは治療法も改善法もない難病だと判明。そして夫の風俗通いが発覚……。問い詰めても言い訳をし、反省する様子がない夫は、性依存症だと診断されました。夫が同じ空間にいるだけでストレスから体調を崩してしまうほど、心身ともに疲弊してしまったねむさん。そこに追い打ちをかけるように、夫から「人の気持ちがわからない」と衝撃の告白を受けます。夫の言動に理解が追い付かないねむさん。夫に親としての自覚がないとわかりつつ、離婚もできない苦しい状況が続きます。 言い訳を繰り返す夫に… ※定型分→定型文 ※※君の周りのにも→君の周りにも ねむさんは、児童手当が夫の口座に振り込まれていることに不安を感じ、役所に問い合わせをします。同じような例が他にも多くあるのか、すんなりと振込先口座の変更ができました。 しかし、夫が会社へ住所変更を提出していないことが発覚します。早く変更するよう夫に催促しますが、「家が心の拠り所だから住所変更がつらい」と信じられない言葉が返ってきました。 夫は、自分の手で家族と別れたくないと言い訳を続けましたが、ねむさんに声をあげられて、ようやく住所を変更したようです。 その後ねむさんは、夫から義両親が夫を保険に入れたという話を耳にします。受取人がねむさんなことに一時は喜びますが、どうやら夫が依存症であることを、保険会社へ申告していなかったよう。 きちんと申告したところ、心療内科に通っているため、解約となってしまいました。夫が一生保険に加入できないかもしれない事実に、ねむさんは絶望してしまうのでした。 ◇ ◇ ◇ 夫は自分のしたことで家を追い出されたにも関わらず、甘えたような発言を繰り返しているように見えてしまいます。いつも送ってくる定型文のような謝罪文にも苛立ちを感じてしまいますが、カウンセリングにより多少は状況を把握し、夫なりに家族に尽くそうという気概はあるのかもしれません。 しかし、保険に加入することができないことが判明した夫。難病の子どもを育てるねむさんの心労は計り知れませんね……。 >>次の話著者:マンガ家・イラストレーター ねむ
2024年04月10日何もかも手探り状態だった第1子の子育て。産後半年から社会復帰した私は、すぐ熱を出す子どものケアと仕事の両立に四苦八苦しており、疲れ果てて寝落ちするのが日常でした。もちろん平日も帰宅した夫とは必要最低限の会話しかしていない毎日……。しかしある日、ふと夫のスマホを借りたとき、衝撃的なものを見てしまったのです。 スマホの貸し借りが仇に……? 交際していたころから、スマホの貸し借りを頻繁にしていた私と夫。どちらのスマホもお互いの指紋を登録してあり、簡単にロックを解除できるようになっています。特に子どもが生まれてからは、相手のスマホで撮った写真をしょっちゅう見ていたため、その日も何の気なしに夫のスマホを手に取りました。 すると、スマホをあけて飛び込んできたのは、直前に検索していた風俗情報! そして、近所のラブホテルを別のタブで検索しているのも発見してしまったのです。 これは不倫か? 理由がわからずモヤモヤわざとではないにせよ、勝手に検索していたページを見てしまったことに罪悪感もあり、その日は追及しないことに。しかし、回数は減ったものの産後もセックスレスではなく、仲が良い夫婦のつもりでいたので少なからずショックを受けました。 とはいえ、これが怒るべきことなのか大したことではないのかよくわからず、1週間ほど思い悩んだ私。同僚にもこっそり相談した結果、やはりモヤモヤしたままでは普段通りにできないと決意し、夫と話してみることにしました。 検索の理由は? 夫の気持ちを知り反省そして週末の夜。スマホを見てしまったことを伝えると、夫は真っ青になり「嫌な思いをさせてごめん」と平謝り。しかし、よくよく話を聞いてみると風俗には行っておらず、アダルトサイトを見ていたとき、魔が差して広告を踏んでしまったそう。そして、私が産後冷たくなったと夫なりに悩んでいたことが判明しました。 正直、ベタベタされるのが嫌になった時期があり、夫の手を払いのけたりしていた私……。セックスする時間があるなら寝たい、家事をしたい、と思っていた自覚もありました。夫に「もう愛情がなくなったような気がしていた」と泣きながら言われ、私も反省したのでした。 言葉を尽くさなくても気持ちは伝わると思っていましたが、そのわりに夫にとても冷たい態度を取っていたことに気づいた私。産後は夫に無関心すぎたと反省しました。その後は少しずつ夫婦の時間を増やし、2回目の産後の今はしっかり気持ちを伝えるように努力しています。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2024年04月10日4歳の娘と生後11カ月の息子を連れて行った病院は、なんと30人待ち。静かな待合室の中で、おとなしく待っていられない子ども2人を相手しながら、なんとか待ち時間をやり過ごしていました。しかし、名前を呼ばれたのが、受付番号よりもずいぶん早かったのです……。 子ども2人を連れて30人待ち!?ある日、娘の目が腫れていたので、朝一番で眼科に連れて行きました。初めて行くその眼科は、なんと診療開始前なのにすでに30人待ち! 田舎なので他に選択肢もなく、仕方なく子ども2人を連れて待つことに。しかし、待合室はキッズスペースもなく、ただ椅子が並んでいるだけ。ハイハイが楽しい時期の息子と、目の腫れ以外は元気な娘が待つのには、なかなか大変な状況です。 大人ばかりでシーンとした待合室の中で、ドタバタと音を立ててしまうたびに「シーだよ! 座ってようね!」と言いますが、急いで出てきたため、おもちゃも持っておらず、四苦八苦しながら子どもたちの相手をしていました。 こちらを見て受付に何か言う人たち…すると待合室にいた患者さんたちが、ポツポツと受付に何かを言いに行くのが見えました。最初はあまり気にしていなかったのですが、私たちのほうを指さしながら受付で何か話している人がいたので「もしかして、うるさいって言いに行っているのかな? ごめんなさい……!」と申し訳ない気持ちでいっぱいに。 「早く呼ばれてくれ~!」と泣きそうになりながら、子どもたちをなだめていると「○○(娘の名前)さん!」と呼ばれました。まだ診療が始まって5人くらいしか呼ばれていなかったので「あれ?」と不思議でした。 みなさんの心遣いに感動!思わず「30番なんですけど、間違っていませんか?」と聞くと、受付の方は「間違っていませんよ」とにっこり。「私たちの様子を見かねて優先してくれたのかな」と思いました。すぐに診察は終わり、支払いに呼ばれた際、受付の方に「お気遣いくださってありがとうございました」とお礼を言いました。 すると、「いえ、他の患者さんで、何人かの方が順番を譲りたいと言いに来てくださって。小さいお子さんがいると大変ですもんね」と言われました。そう、あのとき受付に何かを言いに行っていた人々は、文句ではなく「順番を譲りたい」ということを言いに行ってくれていたのでした。 申し出てくださったすべての人にお礼を言いたい気持ちでしたが、どの方が譲ってくれたのかわからず、お礼は言えずじまい。病院を後にするとき、待合室に向かってペコリと頭を下げるのが精いっぱいでした。たくさんの人のやさしさに感動した体験談です。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2024年04月08日娘がちょうど1歳のとき、食事用の椅子から落ちて頭を打ってしまいました。寝る前に突然嘔吐し、医師の診察をお願いしようと電話をすると、「救急車を呼んでください」との指示が……。私が後悔したことと、その後の対策をまとめた体験談です。食事の椅子から抜け出そうとする娘娘の食事は、テーブル付きのハイローチェアに座らせて与えていました。娘は食への関心が少なく、いつもあまり食べずに椅子から抜け出していました。そんなある日、17時ごろの食事の時間に、娘はいつものようにハイローチェアから降りようとしてバランスを崩してしまい、頭から落ちてしまったのです。 そして、窓の近くに置いてあったため、娘は窓枠部分に頭をぶつけてしまいました。ぶつけた直後は大泣きしていましたが、その後はいつも通りに過ごしていました。 夜中に突然、嘔吐して…普段、嘔吐することが少ない娘でしたが、21時半ごろに突然7~8回嘔吐をしました。吐いたあとは娘はいつも通りの様子だったものの、私は夕食時に娘が頭を打ったことが気にかかりました。そこで、家に医師がきて診察してくれるサービスに電話をかけたところ、「念のため救急車を呼んでください」とのこと。 救急車を呼び、22時ごろに脳外科に搬送してもらいました。娘は、CTスキャンが怖くて泣き叫び、夫と検査技師さんが2人がかりで押さえて一緒に入ることに。検査の結果、何も問題がなかったことが救いでした。 反省と対策椅子から娘が出ようとしていたときに、「いつもうまく出られているから大丈夫だろう」⋯⋯そんなふうに思っていたことを反省しました。私は同じような事故が起きないためにはどうすれば良いのかを考え、環境の見直しが必要だと思いました。 そして、娘の食事は私の膝の上で食べさせることに。娘は、ハイローチェアに付属している子ども用のテーブルではなく、親が使っているテーブルで食べたかったのかもしれません。食べる場所を変えてからは、落ち着いて食事をとるようになりました。 地域の子どもセンターの方からアドバイスその後、地域の子どもセンターの方に家具の配置を見てもらい、アドバイスをいただくことに。ハイローチェアは窓枠から離れた場所に設置。他にも、家具と家具の隙間をなくして歩けないように対策するなど、まだおぼつかない足取りの娘がつまずいてケガをしないような配置にすることができました。これ以降、家の中では「危ない!」と感じることがグっと減りました。 いつもできているから「大丈夫だろう……」。こんなふうに油断して、娘が危険な目にあってしまいました。過信することなく、子どもにとって安全に過ごせる環境づくりが大切だと感じました。 ※ハイローチェアなどの椅子に赤ちゃんを座らせる際は、付属のベルトをしっかり締めるようにしましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/しおん著者:本田 ひな1歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月06日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記